仙台は1600年(慶長5年)に伊達政宗が青葉山に居城して以来、歴史に名を残す城下町
  として栄えました。明治22年日本で最初に市制施行された36市のうち、東北で設置された
  のは主要6市、中でも最も早く市制施行された仙台市は、地方統括のための国家機関や
  東北帝国大学をはじめとする教育機関の存在によって「東北の中枢都市」・「学都」として
  発展してきましたが、昭和20年の空襲によって市の中心部を消失してしまいました。
  その後、戦災復興事業や新産業都市の指定による都市計画事業の推進などによって都市
  整備を進め、戦前以上の活気を取り戻しました。その後も高速自動車道、東北新幹線などの
  基幹交通網の迅速な整備や、各種都市機能の集積を進め地方中枢都市としての飛躍的な
  発展を遂げてきました。
  そして市制施行百周年にあたる平成元年には政令指定都市へと移行し、5つの区が誕生
  しました。現在は人口100万人を超え、「都市と自然が調和する杜の都のすぐれた環境の
  もとに東北の発展を担う中枢都市の実現」を目指したまちづくりを進めています。